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性欲の開放

kage

2009/09/05 (Sat)

セックスってのは動物的には”子作り”の側面があって、犬なんかの交尾を想像してみれば判るんだけれども発情期に挿入・結合で孕ませることに当たり前ながらポイントがある。この側面ってのはどんな動物だって言えるのだと思う。オスとメスが居て自身の遺伝子を残そうとする生存本能の現れ、死に対する絶対的な恐怖からの脱却としての子作り・・・そんな側面は誰しも否定出来ないだろう。

しかし人間の場合、セックスってのは子作りの側面から自身の性欲を満たす快楽を求めることのほうがスタンス的には大きくなってきているのは事実だ。確かに社会的に経済的に簡単に妊娠・出産をすることが出来ない側面も否定出来ない。もっと言ってしまえば妊娠の可能性があっても、性欲を満たすためにセックスしてしまうのが人間なのであろう。

こう言ってしまえば、人間の理性の部分で”セックス好きのただの異常性欲”と一般的に道徳的な単純な意味でのモラリストからはそんな指摘のされ方があるのも理解できる。奇麗事を言ってしまえば、性欲は理性でガマンしなければならないのだ。だからレイプなんかの事件は人間として最悪な事件だと僕自身も思える。なぜならそこには相手に対する互いの同意に基づいたセックスではないからである。その事に関しては僕でもレイプが犯罪であり、性欲の赴くままの行為は最悪のことだと自覚している。

しかしだからといって、結婚前提、それも子作りのためだけのセックスが良くて快楽を求めるためのセックスがインモラルであることに対してはすごく否定的な気分になる。相手との同意に基づいた快楽の追求としてのセックス・・・性欲があるからこそ当たり前だと僕は思っているのだ。それに関してはセックスは生命の誕生に関わる純粋で神聖な行為だから・・・と言って快楽前提のセックスを否定するモラリストも居るのかもしれない。

しかし、そうであろうか?生命の誕生を求めるのみでヒトはセックスをするのだろうか?実際、そんな訳ではないのは誰だって実感しているはずだ。繰り返して言ってしまえば、セックスしたい欲望は、ココロの中に性欲があって、何かの拍子に性器が快楽を求めて疼くことを実感したときに起こる衝動であろう。性欲が高まってAVでオナニーするのか?AVを観るからこそ性欲が高まってオナニーするのか?どちらにしろその性欲は”子供を作りたい!!”欲望とはまったく別の部分での欲望だろう。

そしてその衝動はオス・メスの性別関係無しに起こりうる衝動であろう。それをスポーツなんかで発散すれば良いなんて言っちゃうモラリストは居るのかもしれないけれど、それはあくまでも”ごまかし”であって本質的にはなんら欲望の解決になってないことを意味するのだとほとんど誰でも気付いてるだろう。それにもっと言ってしまえば、これは性欲と違った部分であるのだけれども・・・異性に恋愛感情があって、”相手を独占したい”欲望の結果としてのセックスがあるのは間違いないだろう。

この感情にはある意味”子作り”の欲望が程度の問題はあるかもしれないのだけれども、オスであるならばそれ以上に”その相手を他のオスに盗られたくない!!”って気持ちが大きいのがあるだろう。だからこそ相手を犯すことによって求め独占し、他のオスのモノとさせないようにその娘を犯していくことになる。つまりは交尾した結果としてそのメスに”誰がご主人様なのか?”を教え込ませる儀式の意味合いがあるはずなのだ。ある意味すごく間違った男尊女卑的な発言だと判ってあえて言ってしまうのだけれどもセックスによって相手を”モノにする”ってことが言えるのだ。

メスでもそうやって過程はともかくセックスをしてしまえばそのオスに対してそれなりの感情を産むことになるだろう。オスがメス自身にどこまで求めるか?は重要であるけれども、セックスしてしまった事実がある意味メスを動かしてしまう原因となると言ってしまうのは、いささか少女漫画的なヤワな発想かもしれないのだけれども、どこかそんな部分もメス自身、否定出来ないのではないだろうか?つまりは恋愛感情の延長としての相手を独占したい欲望が求めるセックスもあるだろう。そこには”子作り”の意味合いとはまた違うセックスがあることも言えるはずなのだ。

そのように考えればセックスってのは単純なステレオタイプなモラルで規制しきれない部分もあるのは事実なのである。ならばその性欲の解消を実際どうすれば良いのか?のテーマもありえる。簡単に言ってしまえば他人に迷惑をかけない方法としてオナニーの存在だ。オスの場合はものすごく単純にAVなんかの”オカズ”が手に入りやすいし、メスでもそれなりの”オカズ”で手淫に浸れば良い。AVを観るとかで何らかの方法で興奮して、性器を刺激し絶頂を感じ満足していく・・・・それによる性欲の解消ってのは感覚的でなんら客観的根拠は無いのだけれども、実際的に性欲解消の大部分を占めているのではないだろうか?

後はストレートに言ってしまえば恋愛による恋人の存在だろう。誰かを求めるってことは”好き”になるって事だけれども実際的に恋愛の究極的な目的は”子作り”になってしまうのだから、もっと言ってしまえば子作りでなくてもセックスによる快楽の追求はあり得るのだ。恋愛をしたいのは、恋人が欲しいのはセックスしたいから・・・って言うのはあからさま過ぎてそれ以外の部分があるからこそ、はっきりと言ってしまうことに抵抗があるのは事実かもしれない。しかし無意識にでも性欲の部分を完全に否定出来ないのも事実のはずだ。

ただ、もしかするとその延長に”結婚”なんかの社会的に許容される枠組みを形成出来る可能性がある分だけ、ある意味健康的であるとも言えるのだし、日常生活を行なう上においても周りから理解されやすい部分があるとも言えるのだろう。結婚前提での恋愛しかしないってのはありえるのだろうと思えるのだけれども、とりあえずの恋愛ってのも多いはずだ。その中での性欲の割合ってのは実際的に大きいのは誰にだってモラルとは別にある事実であることは気付いているはずなのである。

そしてとりあえずの恋愛でさえする状態ではなくオナニーでももう誤魔化しきれない性欲ってのも実際は誰にだってあるはずだ。アカラサマ過ぎるのかもしれないのだけれども、オスの場合は風俗がある。それなりに繁華街を歩くとその裏通りに何軒かは必ずあるし、街全体が風俗街化している所だって現実にはある。つまりはそんな部分でのオスの性欲の解消ってのはありえるのだし、それが健全かどうか?の議論はともかく性欲とはそんなモノであると客観的なものとしてその存在はあるのだと実感することは出来るはずである。

ただ女性の場合は風俗なんかの積極的に性欲を解消する場はほとんど無いと言えるだろう。確かにホストクラブなんかの存在があって、下半身までに及ぶことがあるなんてそれなりに聞く話ではあるのだけれども、オスほどそう言う類いを利用する場所も機会もチャンスも無いだろう。そうなれば、合コンであるとかナンパであるとかのお持ち帰りを選んでしまう女性も居るのではないだろうか?

いささか受動的で積極的な性欲の解消とは言えない側面があるのかもしれないのだけれども、実際的にお持ち帰りを言い訳にして性欲を解消してしまった経験のある娘はそれなりに居るんではないだろうか?メスだって性欲があるのは事実で、そんな状態でセックスするのは間違っている的な考えもあるかもしれないのだけれども、性欲ってのは本質的には性別なんかは関係無しにあるのだから、その経験を積極的にさらけ出す必要は無いのだけれども、後悔したりする必要も無いのではないだろうか?と思う。まあほとんどの娘はその経験を後悔とは思わないと思うのではあるのだけれども・・・・・

今回言いたいことは”結局性欲ってのは男女関係無しに何かで解消しなければならない欲望”であることを言いたいのだけれども、本当はもっと何かを伝えるべきだと思うし、何か言い足りない部分もあることは自覚している。それに最近同じことの繰り返しになっているのも自覚はあるのだ。ただセックスの開放ってのは言い方はヘンだと自覚してるのだけれど、その辺りのことをほんの少しだけ考えてもらえればうれしく思うのである。

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